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一人居酒屋「ブルーなお酒」編

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佐渡ロングライドで210を完走して自己満足して、凱旋帰還の勢いでいた私を奈落の底に陥れたのは、我が人生の糧とも言える自転車の楽しさを教授してくれた師匠&ボスの訃報だ。

その彼の一連のセレモニーを終えてようやく一人居酒屋に安堵の腰を据えた。
この際、なまぐさい肴はいらぬ。バルコニーに咲き始めた質素な花をブルーな肴にして呑むことにした。

雪の舌 IMGP0710雪のした
花弁は五枚、内二枚が舌の形した白雪の弁。別名虎耳草。薬草だ。
雪の舌を二枚舌なぞと決して言ってはいけない。

酒はもちろん佐渡から自分のためのご褒美「真野鶴」
ロングライド記念純米酒  IMGP0723佐渡の土産
今夜は常温で戴くことにした。

もうひとつとっておきの肴は万両の花。
  IMGP0731万両
この花は必ず前年に実った実のその上に花をつける。
前年の実と同位置や下には絶対蕾は付かない。つまり常に上を目指して咲く花である。
そして咲いたら必ず赤い実を成らすのである。縁起のいい草花だ。

先ずはボスに献杯。なんともほろ苦い、歓喜と悔恨をブレンドした味だ。
二杯目は噛んで飲んでみる。口腔に溢れる芳醇な香りはもっと素直に飲めと吟醸香に変わる。

そうか、酒は「誰と飲むか」であった。
もうひとつぐい飲みを用意してボスにも注ぐ。

これで心おきなく呑める。
三倍目、一気に喉に流し込む。心地よく五臓六腑に染み渡る。胃が踊る。

酒はこれでなくっちゃぁ、ブルーなお酒は私に似合わない。
白、真っ白なのがいい。雪の白さとその白がやがて朱球となる万両を肴に呑。
これもボスが与えてくれた至福の一時か。感謝だね。

やがて、四合壜が横倒しになってもボトルからこぼれる落ちる液体を見ることは無かった。
とさ。
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